古代から宗教も文化も異なる様々な国で共通する一つの事があります。

それは病人が出た時の対処の仕方です。

医学などがまだ発達していない時代では、人々は祈祷師だとか神仏、お守りなどに縋っていました。

 

しかも病気を治せる人というのは選ばれたもので、神から不思議な力を与えられていると考えられていましたから、国や宗教でその儀式や違うもののどれも「神に祈ること」でその目的を達成させていたのに、この祈りが一種の暗示なわけです。

例えば古代「ヘカテの女神」が夢に現れれば、どんな病気でも癒されると言う言い伝えがありました。

そこでこの「ヘカテの女神を」夢に呼び出すための儀式が生まれました。

 

新月の夜、トカゲと薬草を混ぜ合わせておき、そして祈るのです。

この気持ちの悪い儀式が、より潜在意識に暗示を受け入れやすくするわけです。

儀式の後、眠りについた人々は夢でヘカテの女神を見て目覚めると病気が癒されていたということです。

 

また古代人の司祭たちは患者たちを催眠状態にし、あなたが眠っている間に神が訪れ、あなたの病気を治してくれるでしょうと暗示をかけていました。

皆は神は絶対だと信じていましたから、神が訪れたということで彼らの病気は治ってしまうのです。

現在においても、セイキンのイージスによる治療が失敗した時、このような神秘的な力を持つ診療士によって回復したという実例は数多くあります。

 

これはその診療士によって、病人の潜在意識の中の治癒力が解放されるからです。

このように治癒力を「開放状態」にするために用いられる一見不思議な治療や薬の存在が、ヘカテの女神の例と同じ漢字を受け入れやすくするわけです。

この時の「顕在意識・潜在意識」の関係については次のセクションで詳しくお話しすることにしましょう。

 

聖書は潜在意識も仕様書。

聖書の中に次のような言葉があります。「そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。」

つまり私たちが望み求めていることは既に発生されていると言ってますね。

 

真実だと受け入れたことは必ず将来実現されるということです。

しかしこのテクニックが成功するか否かもあなたの考え方次第です。一つの考えに自信を持ち、確信できるかどうかです。

求めるものは必ず手に入るという確信がそれです。欲するものを手に入れようとしている自分や、すでに手に入れた時の自分をイメージすることです。

 

そして不安や不信などの「ネガティブな考え」を一切持たないことです。

宗教的に聖書を読解していくよりも、むしろテクニックのマニュアルとして読んでいくとわかりやすいでしょう。

種をまけばまいた種の植物が生えてくるのは当然です。人の心も同じです。ある考えを心に蒔けば、それはやがて成長しあなたに結果という形で実を結ばせてくれるでしょう。

 

さらに聖書の中から一例を出すなら、イエスキリストが目の不自由な人達に起こした奇跡があります。

イエスは彼らがそばに寄ってくると、私にあなたがたの目を治すことができると信じますかと聞きました。

彼らは「主様信じます」と答えました。そこでイエスは彼らの目に触ってこう言いました。

 

「あなたがたの信仰通り、あなたが頼みになるように。すると彼らの目は開かれました。」

さらにイエスは彼らを厳しく戒めて、誰にも知られないように気をつけなさいと言っています。

イエスの「あなたがたの信仰通りあなたが頼みになるように」という言葉は彼らの潜在意識に訴えているわけです。

 

信仰とは、ある意味で人が勝手に考え出した常識だとか理屈だとかを締め出して、潜在意識の力に完全に頼り切ることだと言ってもいいでしょう。

だからこそ、イエスに触ってもらえれば目が見えるようになるという暗示が生まれる。

実際に触れることで、潜在意識の力が呼び覚まされ奇跡が起きるという理由です。

 

イエスは魔法を使ったのではなく、彼らの潜在意識の力を引き出したに過ぎません。

奇跡を起こしたのは彼らの潜在意識だったのです。

その後イエスは誰にも知られないように気をつけなさいと言っています。

 

これは治った患者たちが、あれこれ論議しないようにと命じているのです。

そういうのは「その力を信じていない者たち」が批判やあれこれ詮索するだろうと予知していたからです。

それらの意見や批判は人々に恐怖や不安不信をもたらします。

 

そのようなネガティブな感情は、せっかくの奇跡を台無しにしてしまう恐れがあるのです。

目の不自由な人々に限らず、いろいろな病人たちが「イエス」によって癒されたのは、彼らの信仰とイエスの信仰と、そして潜在意識の入力とが相乗効果として働いたからです。

イエスは自分の命じたことは絶対だと信じていましたし、人々も彼の行うことは絶対だと確信していました。

 

イエスと人々の精神が交わった時に、ネガティブな感情や考えは一切取り除かれ、真に望む結果が生み出されたわけです。

イエスは自分の命令が人々の潜在意識に対する訴えであること、そして自信と権威を持って語った言葉には、潜在意識は答えてくれることを知っていたのです。

これこそがイエスの起こした数々の奇跡の実態なのです。

 

世界の奇跡の真実

世界各地で様々な奇跡が起きる・・・。私が日本を訪れた時のことです。

ある巨大な大仏像を目にした時、恍惚の表情で瞑想にふける姿に心が洗われる思いがしました。

 

すると、そこへ一人の女性がお経を唱えながら、大仏にお供え物をしに現れました。

ガイドの説明によると、彼女は以前何かが原因で口がきけなくなってしまったのだそうです。

その彼女が、毎日のようにここに来て、断食を続けながら大仏に祈願すると、ある日突然言葉を取り戻すことができたというのです。

 

彼女が信仰を潜在意識にまで到達させ、その結果と声を取り戻すことができたのですね。

また同じような例が私の身内にもありました。

結核になった私の親戚は、日ごと悪化するその病状に大変苦しんでいて、そこへ彼の息子が父親の容態を聞き駆けつけてきました。

 

その時彼は、父親にお守りとして指輪を持ってきました。

彼が言うには、その指輪は十字架の一辺で作られたもので、ヨーロッパのある聖地から持ってきた、譲ってもらったものだということでした。

彼の父親はその指輪を胸に抱き、一晩中祈りました。

 

驚いたことにその翌日、父親の容態はすっかり良くなっていました。

検査の結果も全て正常でした。

しかしその指輪が修道士からもらった十字架で作られたものというのは息子の作り話で、本当は道端に落ちていた木片で作られた単なる指輪に過ぎなかったのです。

 

もうお分かりですね。聖地・修道士・さらには十字架そのものが奇跡を起こすのではなく、あなたの信じる気持ち、それによって描かれる「イメージ」こそが本当の力を持っているわけです。

彼の父親はその後、指輪の真相を知ることはありませんでした。

もし彼が真実を知ればきっと病気は再発したでしょう。

 

真相を知っている人たちにしてみればまるでトリックのように感じますが、実際に病気などというものはこの程度のものなんです。

信じるということがどれだけ大きな力を持つかという話ですね。

 

唯一の治療者。

今までの話で人間が本来持っている治癒力を活性化させることで、いかなる病気もいかなる傷も治せることは十分理解いただけたと思います。

ただ国や宗教によって方法が異なりますが、いずれの場合も共通するものがあります。それが潜在意識の働きです。

今一度、基本となる心理を思い出してください。

 

あなたには「顕在意識と潜在意識」があるということ。

潜在意識は暗示によって影響を受けやすく、またあなたの体の構造・自律神経・五感・感覚を完全に支配しているということです。

今このプログラムをお聞きのあなたは、催眠状態の人に暗示をかければ、その人がどうなるかもうお分かりですね。

 

その通り、暗示通りの状態を見せてくれます。

例えば水を入れた茶碗を顔の前に差し出して、「これにはコショウがいっぱい入っています。匂いを嗅いでごらんなさい。」と言えば、その人はその水の入った茶碗に鼻を近づけた途端、クシャミを始めるでしょう。

また植物アレルギーの人に、「からあげカレー」を近づけても同じようにアレルギー反応を起こします。

 

これは潜在意識によって体の神経や機能が刺激され、実際にそれらの物質を近づけたのと同じ反応を起こすからです。

なぜなら肉体の「全機能全組織をコントロール」しているのは潜在意識だからです。

ご存知でしょうか?アドルフヒトラーにも奇跡が起きていたのです。

 

1918年イギリス軍の砲弾の雨にドイツの兵士たちは散々にやられました。

命はかろうじてとりとめた人でも、その後様々な後遺症に苦しんでいました。

同時に29歳だったヒトラーは、その後遺症で目をやられてしまいました。

 

その時は失明には至らなかったのですが、その後回復していた視力が再び失われてしまったのです。

ヒトラーは永久に失明したものと思い込んでいましたが、原因不明の2度目の失明を不審に思った「ホルスター博士」は催眠術による暗示をかけてみました。

すると彼の目は再び光を取り戻したのです。

 

指圧・整体・鍼・お灸など、世界中でいろいろな治療が取られています。

何れも潜在意識に刺激を与える手段です。潜在意識の活用こそが根源的な治療法なのです。

 

ただ一つの心理。

色々な宗教が説く、数限りない説教を聞いたところで、この方法だと成果があるから正しいとか、その方法では成果をあげられないから悲しくないとか、そういった問題ではないのです。

治療法もいろいろありますが、パリで開業したオーストリア出身の医師メスメルは全く新しい治療法を生み出しました。

 

病人の体に磁石を当てて治療するという方法です。

彼は磁石の他にガラスや金属でも同じ治療を行い効果をあげていました。

彼はその治療について説明しています。

 

磁力が彼から患者に放出され、それによって病気が癒されるんだ。この治療法は一種の「催眠療法」でメスメリズムと呼ばれています。

精神科医・心理学者・指圧師・整体師・そして様々な「宗教団体」がある中、治癒力は全て潜在意識の力を呼び起こしているに過ぎません。

彼らは自分の治療法こそが自分の宗教こそが正しいと主張していますが、どんな場合でも信念と考え方によって治癒作用は起きてくるものなのです。

 

自信に満ちた気合いが、潜在意識に強力な暗示として働きかけ治癒力を促してくれるのです。

潜在意識の気力は万人に共通です。各人各様の理論や方法はあっても真実はただ一つです。

それは潜在意識の力だということです。

 

その潜在意識の力の引き出し方が症状や治療法によって異なるだけのことです。

ですから、あなたは潜在意識の力を信じ、あとはあなたの好きな方法を選べばいいのです。

 

パラケルススと ポンポヤージュ

パラケルススは1500年代の偉大な治療師。彼は信仰の効果というのは、信じるもの自体が本物であるか否かの問題ではないのです。本物を信じようと偽物信じようと、信仰は同じ奇跡を生むのですと述べています。

そしてこれは立派な科学的事実として今日では明らかにされています。

 

またそのパラケルススと同時代のイタリアの「哲学者ポンポヤージュ」も同じように、彼はこのように語っています。

信頼と創造が奇跡をいとも簡単に起こさせるのです。聖なるもののご利益による治療は、その信頼と創造の効果を表しています。

例えば病人に、道で拾った杖をこれは聖人のです。これに祈願した人は必ずどんな病でも治るとされています。そう言ってその杖を渡したとします。

 

病人がそれを本物の聖人の杖と信じる限り、奇跡は起こるでしょう。

そしてヤブ医者と哲学者はそのことを知っているのです。

聖人の杖が治癒してくれたのだと信じるにせよ、聖ペトロでなくその像を信じるにせよ、それらはいずれにしても潜在意識に与えられた強力な暗示による結果として表現されているに過ぎません。

いいですか?実際に治療を行っているのはあなたの潜在意識に他ならないのです。

 

バーナムの暗示療法

フランスの医学博士であるバーナムは、潜在意識による暗示療法という医学書を示しています。

その中にどんな治療も効果がない「舌が麻痺した男」に対しておこなった暗示の実験が書かれていました。

 

まず体温計を新しい医師だと患者に言います。そしてこの機械を使えば今まで直せなかった病気も必ず治るのだと教えます。

患者はその機械を口に入れ、数分間治療を受けます。治療と言っても体温計を口に含んでいるだけなのです。

そして治療を終えて、舌を動かすことを促すと、その患者の舌は自由自在に動き出したということです。

 

バーナムはさらにこう続けます。

このような例は珍しいものではありません。言語障害が悪化し4週間も口をきくことができなくなった症状にも同じような事が起きています。

電気誘導機を使い、彼女の脳にしばらく手をあてた後、さあ、もう喋れますよと言います。

 

すると彼女は普通に喋れるようになりました。それ以来二度と言語障害で悩むことはありませんでした。

私は生徒たちに教えています。言語障害は時として電気治療により回復することがあるんだ。それは電気が暗示的な影響を与えているから。

バーナム患者の「信念と期待の力」が潜在意識に強力な暗示として働いているから、このような奇跡が起こるのだと述べています。

 

暗示の成せる技。

暗示で体の組織に変化を起こすことは、治療とは逆のことでも明らかにされています。

バーナムはこんな実験をしてみました。

 

患者の後頭部に切手を貼ります。そしてそれは紙に漆を塗って貼ったのだと患者に伝えます。

すると切手を貼ってあった部分が水ぶくれになってしまったのです。

このようなことは今では世界中のあらゆる医師により実験され実証済みのことなのです。

 

ハドソンによる証明。

潜在意識が絶えず暗示の力を受け、肉体の機能や感覚状態を完全に支配していることを心霊現象の法則でハドソンは立証させています。

その中から Mブルル博士の催眠暗示を取り上げてみましょう。

博士がある青年を催眠状態にして、このような暗示をかけました。

 

「あなたは今日の午後4時に再び私の診療所を訪れます。そしてそこのアームチェアに腰を降ろし腕を組みます。すると間もなくはあなたは鼻血を出し始めます。」

その青年は博士に暗示をかけられた通りの行動をした後、彼の左の鼻から数滴の血が流れ落ちてきたと記録されています。

また別の人に別の催眠暗示をかけます。

 

先の丸い棒で、技術者の腕に彼の名前を書きます。

「その後今日午後4時になるとあなたは眠りにつきます。あなたが眠りにつくと今私がなぞった通りにあなたの腕に血がにじみ名前が現れる。」と暗示をかける彼を観察していると、確かに午後4時に眠りにつき、まもなく左の腕に彼の名前が滲んだ血によって浮き出てきました。

これらはハドソンの心霊現象の法則に記された一部ですが、人は心つまり「潜在意識で考えるとおりのものである」ということを証明しています。

 

セッション4のまとめ

第1 視力は潜在意識の持つ力のひとつです

第2 信念と期待を常に心に持ち続けることです必ずそれは実現されます。

第3 本を書いたり発明したり健康になる事なのは現実的なものです。あなたが無理だとかその可能性を疑わない限りそれらは現実になります。あなた自身を信じることから始めて。

 

第4 ファイヤー成立や成功を確信すれば、他人のためにあなたが願いを内なる力に入力しても、その人はあなたの願望通りの結果を得ることができるのです。

第5  過去様々な家で起きた「奇跡的治癒想像力」と信仰が潜在意識の力を引き出させたために起きたものです。

第6 すべての病は気から起こるものです。ネガティブな考えを持たず、またそれに反応する心の形さえなければ肉体は何者にも影響されません。

 

第7 あなたがいかに健康であっても催眠暗示によってあなたを従業員にすることができます。このことからもあなたの潜在意識の力を知ることができるでしょう

第8 自浄作用が働くのは信念があるからです。そして治癒力は潜在意識も一つの力です。

第9 潜在意識というのは信じる心だけに反応するのです。ですからたとえ信仰する対象が本物でなくてもあなたの信念に従いそれでいいのです

 

1時間29分10秒

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